命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では四柱推命の【特殊星(神殺)】の1つである【月徳貴人(げっとくきじん)】について詳しく解説します。
特殊星(とくしゅせい)とは、命式の中にある天干や地支の特定の組み合わせからわかる傾向に名前をつけたものです。
月徳貴人を持つ人は、周りからのサポートによって困難を乗り越えられるとされています。
その成立条件や、月徳貴人が命式にある場合の意味、運気で巡ってくるときの活かし方について解説します。
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Contents
四柱推命|特殊星【月徳貴人(げっとくきじん)】とは?精神的な助けが入る星
【月徳貴人(げっとくきじん)】は、他の凶作用を和らげ、凶を平運に、吉を大吉に変えてくれる作用のある星です。
命式に月徳貴人を持つ人は、特に精神的な助けを得やすいとされています。
苦境に陥っても周りの人からサポートが受けられたり、ご先祖様からの力添えを得て乗り越えていくことができるでしょう。
さらに命式に天徳貴人(てんとくきじん)と月徳貴人が揃っている場合は、吉の作用はさらに強力になるとされています。
周りからの人徳と実力を兼ね備えた、カリスマ的人物となりやすいでしょう。
この強い運気を保つには、ご先祖様への感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
月徳貴人(げっとくきじん)が命式にある場合
月徳貴人が、命式のどこにあるかによって与える影響やパワーが変わってきます。
年柱にある場合は生涯を通じて災難から逃れやすく、小さい頃から自分は運が良いと感じることが多くなります。
周りの年長者から手厚いサポートも受けられるため、安心して成長できるでしょう。
月柱にある場合は、困難を避けながら社会のなかで活躍していける場合が多いです。
大人になってからも目上の人や先輩から目を掛けてもらいやすく、のびのびと自分の能力を発揮できるでしょう。
日柱にある場合は、穏やかな精神的つながりを感じられるパートナーに巡り合える可能性が高いです。
特に女性の場合は、お産が楽であったり、夫との関係が円満であったりする傾向が強くなります。
時柱にある場合は、後世にかけがえのないものを残せるでしょう。
豊かな人間関係や穏やかな心の在り方など、お金では買えないようなものを次世代に渡すことができそうです。
また、命式に月徳貴人が2つや3つある場合、凶を吉に転ずる作用がさらに高まり、荒波をじょうずに乗り越えて進んでいくことができるでしょう。
月徳貴人(げっとくきじん)が運気で巡る場合
巡る運気の十干とあなたの月支が月徳貴人の組み合わせになることで、月徳貴人の影響を受けます。
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) > 年運(1年) > 月運(1ヶ月) > 日運(1日)
運気で月徳貴人が巡ると、大きな障害や問題ごとが起こりづらくなります。
もし壁に当たったとしても、不思議なご縁で思わぬ人から助けを得るなど、無事に乗り越えることができるでしょう。
この運気を保ち、さらに高めるには、心の余裕を持つことが大切です。
笑顔でいることを意識し、周りの人に感謝しながら心穏やかに過ごすと、さらに吉運が高まるでしょう。
運気でめぐる神殺に比べると、自分の命式にある方が影響力があるとされていますよ♪
あなたの命式に月徳貴人(げっとくきじん)はある?月徳貴人の調べ方
あなたの四柱推命の命式に【月徳貴人(げっとくきじん)】があるかどうかを一覧表で確認してみましょう。

月徳貴人(げっとくきじん)を持つかどうかは、月支を基準にして、天干との関係で算出します。
下記表のいずれかの組み合わせとなっている場合、月徳貴人(げっとくきじん)を持ちます。
月支
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条件
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月支
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条件
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子
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天干が「壬」
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午
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天干が「丙」
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丑
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天干が「庚」
|
未
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天干が「甲」
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寅
|
天干が「丙」
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申
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天干が「壬」
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卯
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天干が「甲」
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酉
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天干が「庚」
|
辰
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天干が「壬」
|
戌
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天干が「丙」
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巳
|
天干が「庚」
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亥
|
天干が「甲」
|
たとえば、下記の命式の場合、月支が「寅」かつ日柱の天干が「丙」のため、「月徳貴人が日柱にある」ことがわかります。

命式の他の部分も読めるようになりたいという人は、四柱推命協会の無料講座もチェックしてみてくださいね。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/master/free_kouza/
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
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月徳貴人(げっとくきじん)に影響を与える条件はある?
月徳貴人の作用は命式の他の要素に影響を受けることはないとされていますが、どの柱にあるかによってその効果が変わってきます。
最もパワーを発揮するのは日柱にあるとき。
次に時柱にある場合も、効果をあらわすとされています。
また命式に月徳貴人(げっとくきじん)だけでなく天徳貴人(てんとくきじん)が入っている場合、吉作用がさらに強力になるとされています。
どちらにも似たような吉作用があるんだよ。
天徳貴人について詳しく知りたいときは、下の記事を読んでみてね。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/tokushusei/tentokukijin/
月徳貴人(げっとくきじん)が恋愛/結婚、金運に与える影響を解説
命式から読み解けることはたくさんありますが、生まれ持った性質や強みを読み解くときに重要視されるのは、日干(にっかん)・通変星(つうへんせい)・十二運星(じゅうにうんせい)の3つです。
日柱の【十干(じゅっかん)】である日干からは、あなたの基本的な性格やコアな本質がわかります。
そして、【通変星(つうへんせい)】からはあなたが持っている才能や能力が、【十二運星(じゅうにうんせい)】からはあなたのエネルギーの質や強さを読み解けます。
その上で、あくまでも補助的に使われるのが特殊星です。
ここでは、月徳貴人がもたらす作用を場面ごとに解説します。
月徳貴人が命式にある場合、もしくは運気で巡る場合、恋愛や結婚、金運に与える影響を読み解いていきましょう。
【月徳貴人(げっとくきじん)】の恋愛・結婚傾向
月徳貴人を命式に持つ人は、トラブルにあうことが少なく精神的に安定していることが多いため、ニコニコとして穏やかな雰囲気をまとっていたりします。
それゆえに周りの人から好意を持たれやすく、相手の熱意に押されて交際をスタートするようなことも多いでしょう。
見た目やステータスよりも、精神的なつながりを大切にした恋愛を好むタイプです。
結婚後も、穏やかで気持ちの落ち着くような家庭を築きます。
相手の両親やご先祖様にも感謝の気持ちを忘れずにいることで、衣食住にも困らず、物質的にも精神的にも恵まれた人生を送れるでしょう。
月徳貴人を持つ場合、特に目上の人からの手助けによって良縁に恵まれやすいとされています。
月徳貴人が運気で巡る時期は、職場の上司から紹介された相手などにご縁があるかもしれません。
【月徳貴人(げっとくきじん)】の金運傾向
月徳貴人は、トラブルを避ける強運に恵まれています。
仕事上のライバルや困難などに直面することが少ない分、自分本来の能力をのびのびと発揮できるでしょう。
自分が本当にやりたいことに一生懸命取り組むことで、自然と高い評価を受け、金運の巡りもさらに良くなっていきます。
月徳貴人が運気で巡る場合、他人からのご縁が巡り巡って思わぬ収入アップやボーナスという形でやってきそうです。
これまでのあなたの善い行いがあればこそですので、感謝しつつありがたく受け取りましょう。
また自分のところにやって来てくれたお金を1人で抱え込むのではなく、周りや世の中のために上手に使っていくのがおすすめです。
帰省やお墓参りなど、ご先祖様を大切にすることも金運アップにつながりますよ。
【まとめ】月徳貴人(げっとくきじん)は凶を吉に変えるお守りの星
月徳貴人は、もともと凶であるものを平運にしたり、吉を大吉にしたりしてくれる作用がある特殊星です。
様々な偶然や助っ人をもたらして、あなたを守ってくれているでしょう。
この作用は実感しにくいかもしれませんが、大きなトラブルや心配事もなく心穏やかに日々を過ごせているならば、月徳貴人の恩恵を受けているのかもしれませんよ。
普段は気に留めていない恩恵を意識して感謝してみると、あなたの日常はいっそう彩り豊かになっていくでしょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
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