壬申ってどんな年？戊戌の年・月・日の運気と過ごし方

命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる

年・月・日には、それぞれ干支(かんし)が割り当てられています。

そもそも干支とは、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせのことで、全部で60種類あることから総称して六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれます。

この記事では、六十干支の9番目である壬申(みずのえさる)が巡るときの運気のムードや、おすすめの過ごし方をお伝えします。

壬申(みずのえさる)は9番目の干支で【秋の始めの海】を表す

干支(かんし)は全部で60種類あり、年や月、日ごとにどの干支が割り当てられるかが決まっています。

たとえば、2025年は巳年ですが、干支でいうと乙巳(きのとみ)の年です。

また、2025年1月は丁丑(ひのとうし)の月、2025年1月1日は壬申(みずのえさる)の日というように、年・月・日それぞれに干支が決められています。

干支は60種類あることから、年の干支は60年、月の干支は60ヶ月、日の干支は60日で1周します。

では、干支が持つムードと干支が持つ星を掛け合わせて壬申の運気を読み解いていきましょう。

壬申が巡る年・月・日のムードは【秋の始めの海】

どのような運気か知るために、まずは壬申(みずのえさる)が持つムードをつかみましょう。

【壬(みずのえ)】の五行は「水」で、自然界で例えると「海」を表します。

そして【申(さる)】は、季節の中でも「秋の始め」を表す十二支です。

よって壬申(みずのえさる)の運気が巡ってくると、秋の始めの海のようなムードに包まれるとイメージできます。

壬申が巡る年・月・日の星は【偏印・長生】

次に、壬申が持つ星の性質から、壬申の運気が巡るときのテーマを考えます。
壬申が持つ星は、

• 通変星の【偏印(へんいん)】
• 十二運星の【長生(ちょうせい)】

です。

通変星は、どのような強みを持っていて、どんなことが得意なのかを教えてくれる星です。
知性の星の中で、型破りの星である偏印は、独自の世界観や知的好奇心、個性的な発想力を持ち、自由奔放さをテーマとしています。常に新しい知識を取り入れて、自分の視野や可能性を広げていく性質があります。

十二運星は、どのような場面だと才能を発揮しやすいかを示してくれる星です。
「幼児期のエネルギー」を持つ長生は、自ら様々なことを学びすくすくと成長していく素直さをもたらします。
このことから、壬申は好奇心の赴くままに、興味を持った内容への学びを深めることで、ぐんぐん成長を遂げられると読み解くことができます。

壬申が巡る年・月・日の運気はどうなる？

では、秋の始めの海という壬申が持つムードに、通変星の偏印・十二運星の長生がもたらすテーマを組み合わせると、どんな運気が巡るでしょうか。

暑い夏が終わり、涼しい風が吹き始めた秋の海のように、興味の対象をじっくりと深掘りして、自分なりの世界観を築いていける時期。

自由奔放な発想力を持つ偏印の後押しを受けることで、従来にない新しい視点や独創的なアイデアを見つけることができそうです。

また、長生が巡ることで素直に学ぼうとする姿勢が高まり、関心を持った分野への探求心が湧き上がってくるでしょう。

好奇心に従って学びを深めていくことで、独自の世界観と豊かな創造性を育んでいけますよ。

命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる

命式であなただけの開運日・月・年を調べよう

巡る干支とあなたが命式の中に持つ干支の関係性によっても、運気からどのような影響を受けるかが変わってきます。

特に運気の影響を受けやすいのは、あなたの日柱にある干支との相性です。

チャンス到来！壬申が巡る年・月・日が幸運期になる人

ここでは、壬申が巡る年・月・日に、運気の後押しを受けられる日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。

日柱干支が壬申の人

あなたの日柱の干支が壬申(みずのえさる)の場合は、大きな後押しを受けられるタイミングです。

あなたの本質と巡る運気が重なり合うことで、あなたが心惹かれるものと世間の流行が一致するタイミングとなるでしょう。

これまで個人的に興味を持っていた分野が注目を集めるようになったり、あなたの独創的なアイデアが多くの人に受け入れられたりする機会が訪れそうです。

自分の直感や好奇心を信じて積極的に発信していくことが、時代の流れに乗る大きなチャンスに繋がりますよ。

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日柱干支が丁卯・丁丑・丁亥・丁酉・丁未の人

あなたの日柱の干支が、丁卯(ひのとう)・丁丑(ひのとうし)・丁亥(ひのとい)・丁酉(ひのととり)・丁未(ひのとひつじ)のいずれかにあてはまる場合、新たな知識や技術が身につきやすいタイミングです。

丁さんの持つ鋭い感性と集中力がプラスに働き、学びの成果が着実に積み重なっていくでしょう。

興味を持った分野について深く学ぶことで、これまで見えなかった新しい世界や可能性が開けてきそうです。

柔軟な姿勢で知識を吸収していくことで、あなたの内面的な魅力がいっそう輝いていくでしょう。

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日柱干支が己巳・辛巳・癸巳・乙巳の人

あなたの日柱の干支が、己巳(つちのとみ)・辛巳(かのとみ)・癸巳(みずのとみ)・乙巳(きのとみ)のいずれかにあてはまる場合、創造的なアイデアが形になりやすいタイミングとなるでしょう。

直感的にひらめいたアイデアを実際に試してみることで、思わぬ発見や成果を得られそうです。

周りの人との協力関係もスムーズに築けるため、1人では難しいプロジェクトも仲間と一緒に楽しく進めることができますよ。

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日柱干支が壬子・壬辰の人

あなたの日柱の干支が壬子(みずのえね)・壬辰(みずのえたつ)にあてはまる場合、学びを通じて大きな飛躍が期待できるタイミングです。

新しい知識や技術を習得することで、これまでの経験と相乗効果を生み出し、想像以上の成長を遂げられるでしょう。

積極的に学習の機会を作り、チャレンジ精神を大切にすることで、あなたの可能性が大きく広がっていきますよ。

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壬申が巡る年・月・日はちょっと注意が必要な人

ここでは、壬申が巡る年・月・日に、運気の影響を受けて、今までとは違う変化が起こりやすい日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。

日柱干支が戊寅・丙寅の人

あなたの日柱の干支が、戊寅(つちのえとら)・丙寅(ひのえとら)のいずれかにあてはまる場合、これまでの価値観が大きく変わるタイミングです。

予想していなかった出来事が起こったり、新しい情報によって今までの考え方が覆されたりすることがあるかもしれません。

最初は戸惑いを感じるような変化も、視野を広げて新しい可能性を発見するチャンスと捉えることができます。

変化を恐れずに受け入れ、柔軟性を大切にすることで、より自分らしい道を見つけることができるでしょう。

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日柱干支が丁巳の人

あなたの日柱の干支が、丁巳(ひのとみ)の場合、プラスとマイナスの出来事が両方起こりやすいタイミングです。

新しい学びの機会に恵まれて知識が深まる一方で、情報量の多さに戸惑い誤った理解をしてしまうなど、学びがスムーズに進まずもどかしさを感じることもあるでしょう。

そんなときは1度立ち止まって、本当に必要な情報は何かを見極めることが重要です。

焦らずに基本に立ち返ることで、確実な理解を積み重ねながら前進していけるようになりますよ。

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日柱干支が壬寅の人

あなたの日柱の干支が、壬寅(みずのえとら)の場合、学びの方向性を見直すタイミングです。

これまで続けてきた勉強や研究に行き詰まりを感じたり、新しい分野への関心が湧いてきたりするかもしれません。

1度白紙に戻すような出来事も、より自分に適した学びの道を見つけるきっかけとなります。

焦らずに自分の本当の興味や関心を見つめ直し、新たなスタートを切る準備期間として前向きに過ごしてみてくださいね。

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壬申はどんな年？壬申の年の開運行動

壬申が巡る年は、自由な発想力と学習意欲が高まり、新しい世界への扉が開かれるタイミングです。

好奇心の赴くままに様々な分野を学ぶことで、これまでにない発見や気づきを得られるでしょう。

既存の枠にとらわれず、独創的なアイデアを大切にしながら行動することで、個性的な成長を遂げられる1年となります。

・仕事運
創造性と学習能力が高まるため、新しいスキルの習得や革新的なアイデアの提案に適した時期です。

従来のやり方にとらわれず、自分なりのアプローチで取り組むことで、周りから注目される成果を生み出せるでしょう。

好奇心を大切にして、様々な分野の知識を吸収することが成功への鍵となります。

・恋愛対人運
知的な交流を通じて、深いつながりを築ける時期です。

共通の興味や学習テーマを持つ人との出会いが期待でき、お互いの成長を支え合える関係が生まれそうです。

相手の個性や価値観を尊重しながら、自分らしさも大切にすることで、バランスの取れた良好な関係を築けるでしょう。

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直近の壬申の年｜一覧表でご紹介

直近の壬申が巡ってきた年及び壬申が巡る年は下記の通りです。

　　

和暦	西暦
文化9年	1812年
明治31年	1898年
明治5年	1872年
昭和7年	1932年
平成4年	1992年
令和54年	2052年

 

壬申の年にまつわる出来事や物事

壬申は、自由な発想と学習意欲が新しい価値を生み出しやすい年です。

まず、壬申の年として最も歴史的に有名なのは、672年に起こった「壬申の乱」でしょう。

大海人皇子（後の天武天皇）が既存の政治秩序に挑戦し、新しい国家体制を築く転換点となりました。

壬申の持つ「自由な発想」と「既存の枠を超える力」が、日本古代史における大きな変革をもたらしたと言えます。

近年においては、1812年に「グリム童話」の初版が出版され、民話や伝説を収集・研究する新しい学問分野が確立されました。

既存の文学とは異なる視点で民間の物語に価値を見出し、後の世代に大きな影響を与える文化的遺産となりました。

1872年は、日本で学制が公布された年で、国民皆学を目指す教育制度が始まりました。

この革新的な教育政策により、幅広い層の人々が学習の機会を得られるようになり、日本の近代化を支える知識基盤が築かれていきました。

1932年には、満州国の建国や五・一五事件など、既存の秩序を大きく変える出来事が相次いで起こりました。

また、1992年にはバルセロナオリンピックが開催され、冷戦終結後の新しい国際秩序の中で、平和の祭典として世界中の注目を集めました。

壬申の持つ「自由な発想」と「学習への意欲」が時代のムードとなり、新しい価値観や制度が生まれる節目の年となることが多いと言えるでしょう。

壬申はどんな月？壬申の月の開運行動

壬申が巡る月は、様々なアイデアが湧き上がり、それを形にするために新しい学びに向かう意欲が高まるタイミングです。

これまで関心がなかった分野にも興味を持ちやすくなり、幅広い知識を吸収することで視野が大きく広がるでしょう。

自由な発想を大切にしながら、好奇心の赴くままに行動することで、思わぬ発見や成長のきっかけを掴めそうです。

・仕事運
クリエイティブな発想力が高まり、従来とは違うアプローチで問題解決に取り組める月です。

新しい技術や手法を学ぶことで、業務の効率化や品質向上につながるアイデアが生まれそうです。

柔軟な思考を心がけ、周りの意見も積極的に取り入れることで、革新的な成果を生み出せるでしょう。

・恋愛対人運
知的な刺激を求める気持ちが強まり、深い会話を楽しめる相手との縁が深まりやすい時期です。

相手の価値観や考え方に興味を持ち、お互いの学びを共有することで関係がより豊かになるでしょう。

個性を尊重し合いながら、自然体でコミュニケーションを取ることが良好な関係の鍵となります。

直近の壬申の月

直近の壬申が巡ってきた月及び壬申が巡る月は下記の通りです。

和暦	西暦	壬申が巡る月
平成21年	2009年	8月
平成26年	2014年	8月
令和元年	2019年	8月
令和6年	2024年	8月
令和11年	2029年	8月
令和16年	2034年	8月

壬申はどんな日？壬申の日の開運行動

壬申が巡る日は、協調性を大切にしながら、面倒見の良さを発揮するのに適したタイミングです。

みんなの様子に目を配りながらリーダーシップを発揮すると、周りから頼られる存在として活躍しやすくなるでしょう。

チームワークを重視しつつ、責任感を持って物事に取り組むことで、信頼と成果の両方を手に入れられそうです。

・仕事運
視野の広さと調整能力が評価される日です。

チームの調和を保ちながら、メンバー一人ひとりをサポートする役割を任されることが多くなりそうです。

自分の能力を活かしながらも、皆が働きやすい環境を作ることで、チーム全体の成果向上に貢献できるでしょう。

・恋愛対人運
自然と世話好きな一面が表れ、周りからの信頼が深まる日です。

相手に対して思いやりのある行動を示すことで、温かい関係を築く土台ができるでしょう。

協調性を大切にしながらも、自分らしさを忘れずにいることが良好な関係の鍵となります。

直近の壬申の日

その日に巡ってくる干支に関して、干支カレンダーにまとめています。
干支カレンダーを活用すると、直近の壬申が巡ってきた日及び壬申が巡る日を知ることができますよ。

https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/zodiac_calendar/2025/_atab

【まとめ】壬申の年・月・日の運気を知って乗りこなそう

干支は全部で60種類あり、年・月・日ごとにそれぞれ干支が割り当てられていましたね。

巡る干支によって、どのような運気のムードになるのか変わるからこそ、まずは知ることが大切です。

この記事では、特に壬申が巡る年・月・日はどのような運気になるのかをお伝えしました。

自然界の象徴は秋の始めの海で、通変星の【偏印(へんいん)】と十二運星の【長生(ちょうせい)】が巡る壬申の運気は、自由奔放な発想力と素直な学習意欲を大切にしながら、好奇心の赴くままに新しい世界を探求していくタイミングです。

そのとき流れる運気のムードにあわせて行動することで、運気の波を乗りこなしていきましょう。

命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる