命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
年・月・日には、それぞれ干支(かんし)が割り当てられています。
そもそも干支とは、【十干(じゅっかん)】と【十二支(じゅうにし)】の組み合わせのことで、全部で60種類あることから総称して六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれます。
この記事では、六十干支の14番目である丁丑(ひのとうし)が巡るときの運気のムードや、おすすめの過ごし方をお伝えします。
Contents
丁丑(ひのとうし)は14番目の干支で【冬の終わりの灯火】を表す
干支(かんし)は全部で60種類あり、年や月、日ごとにどの干支が割り当てられるかが決まっています。
たとえば、2025年は巳年ですが、干支でいうと乙巳(きのとみ)の年です。
また、2025年1月は丁丑(ひのとうし)の月、2025年1月1日は庚午(かのえうま)の日というように、年・月・日それぞれに干支が決められています。
干支は60種類あることから、年の干支は60年、月の干支は60ヶ月、日の干支は60日で1周します。
おすすめの過ごし方を知ることで、運気の波にスッと乗るヒントにしていこう♪
では、干支が持つムードと干支が持つ星を掛け合わせて丙子の運気を読み解いていきましょう。
丁丑が巡る年・月・日のムードは【冬の終わりの灯火】
どのような運気か知るために、まずは丁丑(ひのとうし)が持つムードをつかみましょう。
【丁(ひのと)】の五行は「火」で、自然界で例えると「灯火」を表します。
そして【丑(うし)】は、季節の中でも「冬の終わり」を表す十二支です。
よって丁丑(ひのとうし)の運気が巡ってくると、冬の終わりの灯火のようなムードに包まれるとイメージできます。
丁丑が巡る年・月・日の星は【食神・墓】
次に、丁丑が持つ星の性質から、丁丑の運気が巡るときのテーマを考えます。
丁丑が持つ星は、
です。
通変星は、どのような強みを持っていて、どんなことが得意なのかを教えてくれる星です。
行動力を司る正官は、責任感があり、信頼される立場で力を発揮するという性質を持ちます。
十二運星は、どのような場面だと才能を発揮しやすいかを示してくれる星です。
「母体の中にいる胎児のエネルギー」を持つ胎は、内面に秘めた可能性を着実に育んでいく力をもたらします。
このことから、丁丑は自分の心に正直に表現しながら、集中力を活かして一つの分野を深く追求していく環境で力を発揮しやすいと読み解くことができます。
丁丑が巡る年・月・日の運気はどうなる?
では、冬の終わりの灯火という丁丑が持つムードに、通変星の食神・十二運星の墓がもたらすテーマを組み合わせると、どんな運気が巡るでしょうか。
寒い冬の夜に、暖かい光で周りを照らし希望を与える灯火のように、自分の内側から湧き上がる純粋な想いを表現しながら、一つの目標に向かって集中して取り組む時期。
素直な表現力を司る食神の力で、ありのままの自分を受け入れながら自然体で過ごせるでしょう。
また、墓が巡ることで集中力が高まり、本当に大切なものを見極めて深く取り組むことができるようになります。
自分の心の声に耳を傾けることで、楽しみながら没頭していけるでしょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
命式であなただけの開運日・月・年を調べよう
巡る干支とあなたが命式の中に持つ干支の関係性によっても、運気からどのような影響を受けるかが変わってきます。
特に運気の影響を受けやすいのは、あなたの日柱にある干支との相性です。
オレンジで囲まれた部分に書かれているのが日柱の干支です♪
この干支と、運気で巡る干支との関係性をチェックしましょう!


チャンス到来!丁丑が巡る年・月・日が幸運期になる人
ここでは、丁丑が巡る年・月・日に、運気の後押しを受けられる日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
あなたの日柱の干支が丁丑(ひのとうし)の場合は、大きな後押しを受けられるタイミングです。
あなたの本質と巡る運気が重なり合うことで、集中力を活かした深い学びや創作活動のチャンスが広がるタイミングとなるでしょう。
純粋な気持ちで取り組みたいことに向き合うと、これまでの努力が実を結びやすくなります。
自分の感性や直感を大切にしながら、1つのことに没頭して取り組むことが、あなた本来の力の発揮に繋がりますよ。
律音の過ごし方を詳しく知りたい人は、下の記事をチェックしよう♪
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/kanshi/rittin/_atab
日柱干支が壬申・壬午・壬辰・壬寅・壬戌の人
あなたの日柱の干支が、壬申(みずのえさる)・壬午(みずのえうま)・壬辰(みずのえたつ)・壬寅(みずのえとら)・壬戌(みずのえいぬ)のいずれかにあてはまる場合、新たな才能が開花しやすいタイミングです。
壬さんの豊かな発想力と行動力がプラスに働き、創作活動や表現分野で素晴らしい成果を上げるチャンスが訪れそう。
自分らしい表現を恐れずに発信することで、あなたの眠っている魅力が自然と引き出されていくでしょう。
干合のおすすめの活用方法は下の記事でも解説しているよ!
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/jukkan/kangou/_atab
日柱干支が甲子・丙子・戊子・庚子の人
あなたの日柱の干支が、甲子(きのえね)・丙子(ひのえね)・戊子(つちのえね)・庚子(かのえね)のいずれかにあてはまる場合、物事が順調に運びやすいタイミングとなるでしょう。
子の人の持つ柔軟性と適応力が、この時期の集中的な取り組みと相性よく組み合わさります。
周りからのサポートも得やすく、自分が本当に取り組みたいことに安心して没頭できる環境が整いそうです。
支合について解説している下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね♪
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/junishi/shigou/_atab
日柱干支が丁酉・丁巳の人
あなたの日柱の干支が丁酉(ひのととり)・丁巳(ひのとみ)にあてはまる場合、自分の得意分野を大きく伸ばすことができるタイミングです。
同じ丁の仲間として運気の恩恵を受けやすく、表現活動や創作分野において特に才能を発揮できるでしょう。
自分の感性を信じて積極的に行動することで、想像以上の成果を上げることができますよ。
味方となる十二支が運気で巡ってくるから、後押しを受けられるんだよ!
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/junishi/sangou/_atab
丁丑が巡る年・月・日はちょっと注意が必要な人
ここでは、丁丑が巡る年・月・日に、運気の影響を受けて、今までとは違う変化が起こりやすい日柱の干支の代表例を取り上げて紹介します。
日柱干支が癸未・辛未の人
あなたの日柱の干支が、癸未(みずのとひつじ)・辛未(かのとひつじ)のいずれかにあてはまる場合、思いがけない変化が起こりやすいタイミングです。
これまでの価値観や取り組み方に大きな見直しが迫られるかもしれませんが、新たな可能性を切り拓くチャンスとも言えます。
最初は難しく感じる出来事も、現状を変えたいなら追い風となる運気。
癸未さんは柔軟性を活かして、しなやかに変化の流れに乗ることで、新しい自分を発見できそう。
辛未さんは持ち前の粘り強さで変化を乗り越えることで、より深い集中力を身につけられるでしょう。
心配になってきちゃいました。
天剋地冲は「破壊と再生のエネルギーを持つ」とも言われているからこそ、どんなものか知って活かしていくことが大事なんだよ。
天剋地冲のおすすめの過ごし方を詳しく解説しているので、上手に運気を乗りこなしていきましょう♪
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/kanshi/tenkokutityuu/_atab
日柱干支が壬子の人
あなたの日柱の干支が、壬子(みずのえね)の場合、嬉しいことも試練も同時に訪れやすいタイミングです。
創作活動で認められる反面、プレッシャーを感じたり、新しい才能に気づいたと思ったら集中力の維持に苦労したりなど、喜びと試練が一緒にやってくることがあるでしょう。
大切なのは、目の前の出来事に一喜一憂せず、冷静に受け止めること。
良いことには素直に喜びを感じ、困難からは学びの機会を見出すことで、壬子さんの持つ豊かな表現力をより深めていく力となりますよ。
だから良いものが重なったことで運気がプラスになりすぎないよう、マイナスも起こることでバランスをとっているんじゃないかな。
ちなみに、干合と支合が重なった関係を【晦気(かいき)】と呼びます。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/kanshi/kaiki/_atab
日柱干支が丁未の人
あなたの日柱の干支が、丁未(ひのとひつじ)の場合、物事が白紙に戻りやすいタイミングです。
進めていた創作活動や学習計画が一時停止になることに戸惑いを感じるかもしれませんが、焦らず受け止めると自分の器を広げるチャンスとなります。
丁未さんの持つ温かい感性を活かし、もし続けてきたことに違和感を覚えているなら、思い切って新しい分野に挑戦するのも良い選択です。
本当に自分が表現したいことを見つめ直す期間として前向きに過ごしてみてくださいね。
どうして白紙に戻りやすいのか知りたい人は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね♪
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/kanshi/nattin/_atab
丁丑はどんな年?丁丑の年の開運行動
丁丑が巡る年は、自分らしい表現を深めながら、一つのことに集中して取り組むのに適したタイミングです。
内なる声に耳を傾けることで、本当に大切にしたいものが明確になってきます。
表面的な成果よりも、心からの満足感を得られることに時間をかけて取り組むことで、充実した1年となるでしょう。
・仕事運
創作活動や専門分野での深い学びに適した時期です。
自分の感性や価値観を大切にしながら、じっくりと技術や知識を積み重ねることで、他の人には真似できない独自の強みを育てることができます。
完璧を目指すよりも、楽しみながら継続することがポイント。
マイペースに自分らしいアプローチで取り組みましょう。
・恋愛対人運
深いつながりを求める気持ちが強まる時期です。
表面的な付き合いよりも、お互いの内面を理解し合える関係を築くことに価値を感じるでしょう。
1対1でじっくり向き合う時間を大切にすることで、信頼関係を深めることができますよ。
直近の丁丑の年|一覧表でご紹介
直近の丁丑が巡ってきた年及び丁丑が巡る年は下記の通りです。
和暦 | 西暦 |
---|---|
文化14年 | 1817年 |
明治10年 | 1877年 |
昭和12年 | 1937年 |
平成9年 | 1997年 |
令和57年 | 2057年 |
丁丑の年にまつわる出来事や物事
丁丑は、深い集中力と純粋な表現力が組み合わさることで、文化や芸術の分野で新しい価値が生まれやすい年です。
例えば、1817年には歌川広重が浮世絵師として本格的な活動を始めた時期とされています。
後に「東海道五十三次」などの名作を生み出す広重の芸術的才能が開花した年でした。
1877年は西南戦争が起こった年で、明治維新の混乱が一つの区切りを迎え、日本が新しい国家として集中的に近代化に取り組む転換点となりました。
1937年には盧溝橋事件が発生し、日中戦争が本格化した年でもあります。
一方で、この年はディズニーの長編アニメーション映画第1作「白雪姫」が公開された年でもあり、純粋な創作への情熱が形になった記念すべき年でした。
1997年にはハリー・ポッターシリーズの第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」が出版され、世界中で愛される物語の始まりとなりました。
作者のJ.K.ローリングが純粋な創作への情熱を集中させて生み出した作品が、多くの人の心を捉えた年でした。
丁丑の持つ「内側から湧き上がる表現力」と「一つのことに集中する力」が時代のムードとなり、後世に残る文化的価値を生み出したと言えるでしょう。
丁丑はどんな月?丁丑の月の開運行動
丁丑が巡る月は、自分の内面と向き合いながら、本当に大切にしたいことを見つめ直すのに適したタイミングです。
普段は忙しくて後回しにしがちな創作活動や学習に、じっくりと時間をかけて取り組むことができるでしょう。
1つのことに集中して深く掘り下げることで、新しい発見や成長を実感できる月となりそうです。
・仕事運
丁寧さと集中力が高く評価される時期です。
細部にこだわって完成度の高い仕事を心がけることで、周りからの信頼を得ることができるでしょう。
「早く」よりも「丁寧に」を意識して取り組むことで、質の高い成果を生み出すことができますよ。
・恋愛対人運
相手の気持ちに寄り添う優しさが際立つ時期です。
表面的なやりとりよりも、お互いの価値観や夢について深く語り合える関係を求めるでしょう。
一人ひとりとの時間を大切にすることで、より深いつながりを築くことができそうです。
毎月の全体運はもちろん、日干ごとの総合運や仕事運、恋愛運もお届けしているよ♪
直近の丁丑の月
直近の丁丑が巡ってきた月及び丁丑が巡る月は下記の通りです。
和暦 | 西暦 | 丁丑が巡る月 |
---|---|---|
平成22年 | 2010年 | 1月 |
平成27年 | 2015年 | 1月 |
令和2年 | 2020年 | 1月 |
令和7年 | 2025年 | 1月 |
令和12年 | 2030年 | 1月 |
令和17年 | 2035年 | 1月 |
丁丑はどんな日?丁丑の日の開運行動
丁丑が巡る日は、心の声に従って小さな行動を起こすのに適したタイミングです。
普段なら「今度でいいや」と先延ばしにしてしまうことも、この日なら素直な気持ちで取り組めるでしょう。
静かな環境で自分だけの時間を作ることで、新しいアイデアやひらめきを得られそうですよ。
・仕事運
手作業や細部を整える作業に向いている1日です。
資料の整理やデータの見直しなど、地道な作業を通して新しい気づきを得ることができるでしょう。
1人で集中できる環境を作ることが、この日の運気を活かすポイントです。
・恋愛対人運
心を込めた小さな気遣いが相手に伝わりやすい日です。
手書きのメッセージを送ったり、相手の好みを思い出してプレゼントを選んだりすると、あなたの優しさが心に響くでしょう。
ゆっくりとした時間の中で、お互いの存在を大切に感じられる1日となりそうです。
直近の丁丑の日
その日に巡ってくる干支に関して、干支カレンダーにまとめています。
干支カレンダーを活用すると、直近の丁丑が巡ってきた日及び丁丑が巡る日を知ることができますよ。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/zodiac_calendar/2025/_atab
【まとめ】丁丑の年・月・日の運気を知って乗りこなそう
干支は全部で60種類あり、年・月・日ごとにそれぞれ干支が割り当てられていましたね。
巡る干支によって、どのような運気のムードになるのか変わるからこそ、まずは知ることが大切です。
この記事では、特に丁丑が巡る年・月・日はどのような運気になるのかをお伝えしました。
自然界の象徴は冬の終わりの灯火で、通変星の【食神(しょくじん)】と十二運星の【墓(ぼ)】が巡る丁丑の運気は、純粋な表現力と深い集中力を組み合わせて、心からの満足感を得られることに取り組むタイミングです。
そのとき流れる運気のムードにあわせて行動することで、運気の波を乗りこなしていきましょう。
動画とワークで四柱推命を実践的に学べるよ。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる