命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
この記事では四柱推命の【特殊星(神殺)】の1つである【天徳合(てんとくごう)】について詳しく解説します。
特殊星(とくしゅせい)とは、命式の中にある天干や地支の特定の組み合わせからわかる傾向に名前をつけたものです。
天徳合を持つ人は、たとえ経済的に困ったとしても、誰か助けてくれる人が現れるとされています。
その成立条件や、天徳合が命式にある場合の意味、運気で巡ってくるときの活かし方について解説します。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/tokushusei/tokushusei/_atab
Contents
四柱推命|特殊星【天徳合(てんとくごう)】とは?物質面で恵まれる星
【天徳合(てんとくごう)】は、他の星がもつ凶作用を抑える働きがあるとされる吉星です。
月徳合(げっとくごう)と同じく人からの助けを得られる星で、天徳合は特に物質面でのサポートに恵まれます。
天徳合が命式にある場合、困ったことが起こっても例えば金銭的な援助といった必要なものが与えられるため、あまり大きなトラブルには発展しません。
命式に天徳合がない場合でも、巡ってくる運気と天徳合の組み合わせになることで、周囲からのサポートを実感しやすくなるでしょう。
天徳合と月徳合は太陽と月にたとえられ、2つそろうことでさらに吉作用が増すとされています。
天徳合(てんとくごう)が命式にある場合
天徳合が、命式のどこにあるかによって与える影響やパワーが変わってきます。
年柱にある場合は、気づかないうちに親や年上の人からのサポートを受け取っているかもしれません。
あなたは当たり前に感じていても他の人から見ると恵まれた状況なので、目上の人には感謝をするといいでしょう。
月柱にある場合は、社会的な活動の中で周囲からのサポートを得られやすくなります。
受け取ったものは、行動のきっかけとして上手く活かすとよさそうですよ。
日柱にある場合は、あなたが困難に直面したとき、力強い支えになってくれるパートナーに恵まれます。
協力を素直に受け入れることで、安心して進むことができるでしょう。
時柱にある場合は、人生の後半で周りからの手厚いサポートに恵まれます。
そこで得たものが形になり、次世代に残るなにかを子どもや後輩たちに引き継ぐことになるかもしれません。
また、命式に天徳合が2つや3つある場合、吉作用は強まり、物質的なサポートを得られるパワーがさらに増していくとされています。
天徳合(てんとくごう)が運気で巡る場合
巡る運気の干支とあなたの月支が天徳合の組み合わせになることで、天徳合の影響を受けます。
運気には、10年周期の大運、1年周期の年運、1ヶ月周期の月運、1日周期の日運などがありますが、期間の長いほうが影響力は強くなります。
大運(10年) > 年運(1年) > 月運(1ヶ月) > 日運(1日)
運気で天徳合が巡ると、目に見える形で支援してくれる仲間やパートナーに恵まれるでしょう。
あなたの魅力が周囲に伝わり、こころよく手を貸してくれる人が現れます。
ピンチにおちいっても、経済的に支援してくれる誰かによって、良い方向へと流れが変わっていくこともありそうです。
人から受ける物質的なサポートが、状況を好転させる後押しになっていくでしょう。
運気でめぐる神殺に比べると、自分の命式にある方が影響力があるとされていますよ♪
あなたの命式に天徳合(てんとくごう)はある?天徳合の調べ方
あなたの四柱推命の命式に【天徳合(てんとくごう)】があるかどうかを一覧表で確認してみましょう。

天徳合(てんとくごう)を持つかどうかは、月支を基準にして、天干や地支との関係で算出します。
下記表のいずれかの組み合わせとなっている場合、天徳合(てんとくごう)を持ちます。
月支
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条件
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月支
|
条件
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子
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地支が「申」
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午
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地支が「寅」
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丑
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天干が「乙」
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未
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天干が「己」
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寅
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天干が「壬」
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申
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天干が「戊」
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卯
|
地支が「巳」
|
酉
|
地支が「亥」
|
辰
|
天干が「丁」
|
戌
|
天干が「辛」
|
巳
|
天干が「丙」
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亥
|
天干が「庚」
|
たとえば、下記の命式の場合、月支が「卯」かつ日柱の地支が「巳」のため、「天徳合が日柱にある」ことがわかります。

命式の他の部分も読めるようになりたいという人は、四柱推命協会の無料講座もチェックしてみてくださいね。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/master/free_kouza/
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる
天徳合(てんとくごう)に影響を与える条件はある?
天徳合(てんとくごう)を持つかどうかは、月支を基準にして、天干や地支との関係で算出します。
命式の他の要素に影響を受けることはないとされていますが、どの柱にあるかによってその効果が変わってきます。
最もパワーを発揮するのは日柱にあるとき。
次に時柱にある場合も、効果をあらわすとされています。
天徳合と月徳合を併せ持つことで吉作用が強まるのも特徴です。
天徳貴人については下の記事でチェックしてね。
https://sup.andyou.jp/shicyusuimei/tokushusei/tentokukijin/
天徳合(てんとくごう)が恋愛/結婚、金運に与える影響を解説
命式から読み解けることはたくさんありますが、生まれ持った性質や強みを読み解くときに重要視されるのは、日干(にっかん)・通変星(つうへんせい)・十二運星(じゅうにうんせい)の3つです。
日柱の【十干(じゅっかん)】である日干からは、あなたの基本的な性格やコアな本質がわかります。
そして、【通変星(つうへんせい)】からはあなたが持っている才能や能力が、【十二運星(じゅうにうんせい)】からはあなたのエネルギーの質や強さを読み解けます。
その上で、あくまでも補助的に使われるのが特殊星です。
ここでは、天徳合がもたらす作用を場面ごとに解説します。
天徳合が命式にある場合、もしくは運気で巡る場合、恋愛や結婚、金運に与える影響を読み解いていきましょう。
【天徳合(てんとくごう)】の恋愛・結婚傾向
天徳合を持つ人は、不思議と手を貸したくなるような人間的な魅力を持つ人です。
そのため、恋愛でもパートナーから大きなサポートを得て、心地の良い関係を育んでいくでしょう。
付き合う中で2人一緒に課題を乗り越えた経験が、さらに絆を強めるきっかけにもなりそうです。
結婚後は、家族や友人との関係にも恵まれ、たくさんの人との交流がある賑やかな家庭を築いていきます。
お付き合いが増えると出費がかさむこともあるかもしれませんが、それも人との縁を深めるための大切な機会ととらえ、楽しみの一つとして受けとることができそうです。
また天徳合が運気で巡る場合は、自然と人との出会いが増えやすいとき。
食事に誘われたり、ちょっとしたプレゼントをもらったことがきっかけで、素敵なパートナーと縁がつながっていくこともあるかもしれませんよ。
【天徳合(てんとくごう)】の金運傾向
天徳合を持つ人は、経済的に恵まれる傾向があります。
あなたの人柄に惹きつけられた誰かが、あなたが困ったときに金銭面で力になってくれる場合もありそうです。
また仕事を評価してくれる人が現れることで、あなたの頑張りが収入に直接反映されていくこともあるでしょう。
お金に関する情報は、人と会う時間をつくって積極的に収集してみるのがおすすめです。
家計を改善する案も浮かんできそうですよ。
天徳合が運気で巡る場合、人脈を大切にすることで資金援助を得やすい時期です。
周りに困っている人がいたら、あなたから協力を申し出てみましょう。
そうやって縁を築いた相手が、あなたが困ったときに助けになってくれるのです。
【まとめ】天徳合(てんとくごう)は人からのサポートに恵まれる吉星
四柱推命の【天徳合】は、周囲の協力を得られやすく、物質的にも恵まれる星です。
200種類以上ある特殊星の中で、月徳合とともに吉作用を持つ星のひとつに分類されています。
命式に天徳合があると、他の星がもつ凶作用が抑えられるとされています。
とはいえ四柱推命の特殊星は、あくまで補助的に使うもの。
日干や通変星、十二運星の意味とあわせて知ることで、自分の命式を読み解くヒントにしていきましょう。
命式や運勢の流れを読む基礎知識を
きちんと学び身につけられる